ハードボイルドな夜など、過ごしたことはない。場末のbarのカウンターでたばこの煙を燻らせ、バーボンを飲み、トレンチコートの襟を立てて、などということはもちろんない。だがそんな感じにちょっとあこがれたりはしたことがある。カッコイイなと。現実にはそんな奴はいない。映画や小説の中のはなし。ただもはやそんなシーンさえ流行らない。誰もあこがれないし、そんな物語などもう誰も振り向かないだろうと。

昨夜、NHKでやってました。ドラマなどほとんど見ないが、偶然みつけて夜中まで観てしまった。「The  Long  Goodbye」 権力と正義、信念と挫折、情念と愛、闇と失望、美学と孤高、それらが折り重なって入り混じって世界を構成する。ハードボイルドな夜。

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カッコよさとはいったい、何か。その定義とは。抜きんでたよさはどこから生まれるのか。

まだ見たことがないもの、を目指してこのドラマは作られたということ。「まだ見たことがないもの」を見たとき、少なくとも「カッコイイ」と思うのだろうな。

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私の書棚にある原作本

 

さて、2015年、明日からダンス部練習開始です。カッコイイダンスは、ここから始まる。